紫外線は種類によって、肌に対して与える影響が違ってきますので、その性質をしっかり把握して紫外線対策をしましょう。
太陽光線は可視光線、赤外線、紫外線の大きく3つに分けることが出来ます。紫外線は波長が短く高エネルギーの光で、皮膚でビタミンDを合成して肝臓に蓄えるという大切な役割があります。でも、ビタミンDは、食物から取り入れることが可能で、皮膚で合成するのに必要な紫外線は冬の弱い太陽光に含まれる程度を浴びれば十分なのです。そのため近年になり紫外線を浴びることで発生する、人体に対する深刻な悪影響のほうが注目されるようになりました。紫外線は性質で分類するとUVA波、UVB波、UVC波の3つの種類に分けられます。UVA波、UVB波、UVC波それぞれが肌に対して与える影響が違ってきますので、その性質をしっかり把握しましょう。
春先の3月・4月から、紫外線は徐々に強くなっていき、UVA波は5月から夏場にかけて、特に夏至の時期に1番強くなります。UVB波は8月から秋のオゾン層が薄くなる時期に1番強くなります。年間を通して見ると、紫外線の強弱はありますが、紫外線対策の必要性という視点で考えると、時期もシーズンも関係なくして年間を通して意識しておくべきです。
曇りの日も晴れの日の50%から80%、雨の日でも20%から30%の紫外線量があると言われています。天気の状況に関わらず、日中なら紫外線は降りそそぐのです。
・UVA波---波長が長く、大気圏でほとんど吸収されず地上に達します。雲やガラスを通過するので屋内でも浴びることになります。真皮の奥深く間で到達し、ジワジワと肌を黒くしていきます。「しわ」、「たるみ」など老化の原因となります。地表に到達する紫外線の90%以上がUVAです。
・UVB波---波長が短いため、オゾン層や上空の雲に阻まれ、地表に到達する量は全紫外線量の約10%と少量です。ガラスに遮られます。日焼けを起こしメラニン色素を増加させて皮膚に色素沈着を起こします。「しみ」の原因になります。
・UVC波---物質による吸収が著しく、オゾン層によりほぼ吸収されてしまうため、地上にはほとんど到達しません。
以上のように紫外線のうち地上に届くのは、UVA波とUVB波の2種類のみです。屋内で窓を閉めていれば、「しみ」の原因となるUVB波は遮ることができますが、地表に到達する紫外線の90%以上が、ガラスを通過するUVA波ですから、屋内外問わず紫外線対策が大切になります。
紫外線を長く浴びて肌が赤くなりヒリヒリするほど日焼けをしてしまった場合は、アイスノンや冷タオルなどを肌に当て、ほてりをしずめ冷やすことを忘れないでください。その日は入浴やアルコールは控えたほうが良いでしょう。しみの発生を防ぐ効果があるビタミンCを摂取すれば色素沈着に対しても良い効果があります。
外出時には日焼けを防ぐ服装を心がけ、紫外線を浴びないようにするとも大事です。日焼けを防ぐ服装とは、洋服ならい袖や襟のあるものです。紫外線カット効果があるものは、白い生地よりも色のついたものです。白色は光を反射するから大丈夫と思っている方も多いと思いますが、そうではないと言うことです。帽子の場合は、全体につばのあるものが良く、日傘は低めに差すほうが有効的です。