「うつ病チェック」をやってみた

最近、うつ病の症状や原因について、新聞の生活欄などで目にすることが多い。いつの新聞記事だったか覚えていないが、「あなたのうつ病チェック」というコーナーがあった。10項目ぐらいの質問のうち、6つ以上に「はい」と答えた人は要注意だという。自分ではうつ病の自覚はないが、質問に挑戦してみた。「朝起きたときに気分が沈んでいますか」、「はい」。「なかなか仕事にとりかかる気持ちになれませんか」、「はい」。こうして、回答を重ねた結果、私の場合「はい」が7個になった。うつ病チェックの結果、わたしは要注意なので、専門家の診察を受けたほうが良いらしい。チェックの結果はあくまで参考だから、といってのんびり構えているのは良くないらしい。というのもうつ病は、自覚しない間に進行してしまう場合があるからだ。ほとんど、生活習慣病と同じ感覚だ。つまり、うつ病は、現代社会のわれわれにとって、もはや「ありふれた病」ということなのだろう。

うつ病と、家族や周囲の接し方

現代社会では、「ありふれた病」うつ病だが、外に出る症状は、たとえば「朝起きるのが辛い」だったり、「仕事を始める気力がわかない」。あるいは、「なんとか仕事を始めても集中できない」だったり、家族はじめ周囲から見ると、怠けている。甘えている。というふうにしか見えない。だから周囲は、やる気を出させるために「頑張れ!」とか、「もっと強くなれ!」と、叱咤激励することになる。しかし、こうした周囲の接し方は、うつ病で苦しいご本人にとって、なんの解決にもならない。それどころか、うつ病の方が、周囲の叱咤激励に対して応えられない自分に罪悪感を持って、ますます落ち込み、病が進行してしまう可能性もある。しかし、周囲の接し方次第でこういう不幸は避けられる。理想の接し方は、闇雲な叱咤激励は止めて、まずは落ち着いて様子を聞くことだ。また、本人の話を冷静に聞けば、専門家の診断が必要かどうか、ある程度の見極めがつくかもしれない。

うつ病治療に欠かせない家族や周囲のサポート

さて、病院でうつ病という診断を受けたら、基本は医師の判断で治療を進めることになるが、医師と治療法と処方された薬について、ご本人だけでなく、近しい周囲も知っておいたほうが良い。知っていれば、「あの薬を服用しているから、今はちょっとボンヤリしているんだ」というふうな肯定的な理解ができて、治療への建設的なサポートにもつながる。また、周囲が主治医のことを知っていれば、仮にご本人と主治医の相性が悪い場合、ご本人一人が悩むことなく、一緒に解決策を考えることも出来る。うつ病は、生活習慣病同様ありふれた病なので、会社勤めのお父さんが休職して治療に専念しなければならない事態も十分あり得る。こんなとき、家族は慌てず騒がず、お父さんの治療をサポートしなければならない。なんの病にも共通するが、家族や周囲のサポートが、治癒へのキーとなるのだ。ちなみに、うつ病チェックで要注意だったわたしは、今のところはやり過ごしている。

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